【技術者コラムvol.27】資格と実務
第2種/秋田県秋田市/N.H
電験2種取得に費やした期間は3年8ヶ月。
学習時間は、最低でも8000時間以上。
ネット等を見れば、電験2種は2000時間で取得可能とあったりもします。
自分が資格取得に費やした時間は膨大ですが、これをどう捉えるかは人それぞれです。
少なくとも自分自身を“出来が悪い”と思っています。
さて、私は未経験で資格を取得し転職に至りましたが、元々は某飲料メーカーの営業でした。
全くの畑違い。
始めは戸惑うことばかり。
職場で飛び交う言葉の意味が全く分からず、外国語を聞いているようでした。
資格を取れば、電気の仕事ができる、と思い込んでいたのです。
しかし、実務は全くの別ものでした。
悩むことが多く、最終的には心身に不調が現れるようになりました。
気持ちが限界に達し、電気の世界から離れようかと悩んでいた時、縁あって関東電気サービスに拾っていただきました。
今では前向きに仕事に取り組めています。
ただ、やはり電気は難しい。
分からないことだらけ。
何が分からないか、それすらも分からないことがあります。
それでも何とか仕事をできているのは、上司や同僚、経験豊富な電気主任技術者の方々のサポートがあるからです。
資格と実務は別物。
しかし別物ではあるが、どちらも疎かにしてはならない、と思っています。
先に述べた通り、私は人一倍出来が悪い。
自分の仕事に自信が持てるようになるには程遠そうです。
いつか一人前の主任技術者になれるよう日々努めています。