【技術者コラムvol.116】営農型大規模太陽光発電所(牛の放牧)

第2種/千葉県流山市/M.H

当発電所の概要について、送電電圧が66kVで設備容量は、34.60MWある。変電所は、連系変電所(1箇所)、中間変電所北エリア(10箇所)、中間変電所南エリア(8箇所)あり、発電した電力を連系点経由で電力会社に売電している。各所太陽光パネルの表面と裏面の両方から光が入射し、発電が出来るように設計されている。

本件である牛の放牧に関して、連系変電所と中間変電所の北エリアに放牧している。南エリアは、放牧しない。雪解け後の4月から10月中旬迄、牛の放牧を行っている。その間、横殴りの大雨及び強風等の日も関係なく24時間放牧をしている。悪条件の日は、太陽光パネルの下に牛の群れが、身を寄せあって不安を凌いだり支え合うと思われる。餌は、固型の餌と雑草を主食とする。生い茂っている雑草も食べるが、基本的には、収穫した牧草を乾燥させてから与える。飲み水は雨水や水道水を利用する。雨の日以外は略毎日、各所給水タンクへ散水車で補充を行っている。

中間変電所の北エリアの3箇所へ放牧を実施しているが、面積の広いエリア2箇所は、それぞれ20頭程、放牧し、面積の小さいエリア1箇所については、10頭程、放牧している。黒色の牛は、オスで茶色の牛は、メスである。中間変電所へ行くエリアは、動線確保の為、電気柵を設けて通行可能範囲としている。牛も電気柵が感電し、危険であるとの認識を持っている為、触れて来ない。先般、中間変電所の月次点検立会いで出入り口に行った際、50メートル程、離れたところから20頭程の群れが近寄って来たので手を出すと匂いを嗅いで舌を出して舐めて来た。可愛いものだ。放牧の牛は、人間に危害を与えない人なっこい動物である。但し、威嚇したりした場合は、逃げたり若しくは攻撃して来ると考えられる。4月から10月迄の月次点検等で出向いた際、牛の群れに再会出来る事を楽しみにしている。

心が癒される。

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