第1種/宮崎県延岡市/S.M
4月の時期、私は数10年前に起きた悲しい事故を思い出します。
当時私は所属する会社の発電部門で、設備の運用の仕事を担当していました。
現場から突然悲しい知らせが飛び込んできました。
新入社員のA君(高専卒)が感電したというものでした。
彼は発電所で研修をしていました。
教育担当の職長がA君に、「11kV母線の電圧を測定しなさい。」
と言ったのです。
A君は配電盤室に降りていきました。
盤の扉を開き、テスターを取り出し、それで母線電圧を測定しようとしました。
すぐに感電事故が発生しました。
幸いなことに、命に別状はありませんが、腕にやけどを負いました。
職長は配電盤の表にある電圧計を読むものと思い込んでいました。
しかし、言葉が足りませんでした。
立ち合いもすべきでした。
新入社員には次のことが必要と思われました。
①危険個所および危険な行動を事前に熟知させる。
➁作業および操作は上司の立ち合いの元に行う。
③操作・作業手順書を作成する。
手順はあいまいな表現を避ける。
④操作および作業は指差し呼称で行う。
