【技術者コラムvol.64】本年巳年の年男

第2種/群馬県高崎市/K.M

今年は令和7年巳年。産まれた年を1回目とすると7回目の年男。これを書いている今日は令和7年の7月7日です。人生を干支毎(12年毎)にまとめると生活の変化が良く分かります。

 

1回目:第二次世界大戦終戦8年後に産まれた。当時はお産婆さんを呼んでの自宅での出産が一般的。電気製品は何もなく白熱電球のみ。あってもラジオのみ。トイレは汲取りで、住居から離れた所にあった。冬でも洗濯は水での手洗い。ご飯は釜土で炊き、冬の暖房は掘り炬燵。当然クーラーは無くうちわか扇子のみ。

2回目:白黒テレビは既に有り、鉄腕アトム等を見ながらロボットと暮らす21世紀を夢想していた。塾と言えばソロバン塾。自家用車は夢のまた夢。

3回目:既に社会人で寮生活。この年にレコード盤対応のパイオニア製4chステレオを購入。月給約9万円の頃に10万円程した。当然、自家用車はまだ高嶺の花。

4回目:金利4.2%の借金で家を購入。ここまでの36年間に白熱電球だけの生活から、洗濯機、掃除機、電子レンジ、冷蔵庫、エアコン、カラーテレビと多くの家電製品が揃い、自家用車も既に購入。この年から自分の家での生活が始まった。

5回目:会社では管理職、親の看病そして翌々年から母の介護が始まる。仕事、子育て、在宅介護等と人生で最も大変な12年間の幕開け。在宅介護は24時間365日で、この12年間は子供と遊んだ記憶が全くない。

6回目:前年に10年続いた在宅介護が終わり、この年に長年勤めた会社を無事に定年退職、そして再就職。子供はまだ学生。

7回目:頼まれた任期を勤め上げ再就職先を退職、若い頃に取得した資格を活かすため再度就職。既に子供の学費や生活費、家のローンからは解放された。

この70年程の間に、ソロバンから計算尺、電卓、大型計算機、関数電卓、パソコン、携帯電話(携帯コンピュータ)、そして人口知能(再生AI)が商業ベースで使われ、マネジメントAIの時代へと移りつつある。

自転車とリヤカーで荷物を運搬した時代から自動運転が可能な自動車やGPSを搭載したドローンでの配達が可能となった。日常的にAI(GeminiやCopilot)と会話をし、人生相談をすると心地良い回答が返ってくる。子供の頃に鉄腕アトムで見た世界に足を踏み入れた気がする。

 

21世紀の半ばとなる9回目の年男となる頃には日常的にロボット犬や人型ロボットが街を歩き、日常的に空飛ぶ車を目にするリアルな鉄腕アトムの世界が実現する可能性が大きい。私が生まれる1年前に手塚治虫が発刊した鉄腕アトムの世界を是非体験しなければとこれを書きながら思った。