第2種/大分県大分市/T.G
今月(7月)、重粒子線(前立腺がん)治療を受けました。
ホットな話なので忘れないように の意味も込めて文字に残します。
治療はベッドに仰向けになり、1回/日の照射を腰骨の下あたり(気を付け! の姿勢で手のひらが触れる位置あたり)から左右交互に合計12回行う。
病院に行くと、時間を指定され、まずトイレに行きます、
次に指定量の水を飲みます。
普通は200CCを飲んで、支給されたガーゼのパンツに履き替えて、支給のガウンを着て、膀胱に適量が貯まるまで、治療待合室で30分程度待ち時間です。
それから照射治療の部屋に案内され、ガウンを取り、ベッドに横になります。
ベッドは20cm程度の幅で、頭と足にはそれぞれに固定用のホルダーがあります。
係員が身体に固定具を装着、寝返りとかできず、ちょっと窮屈な状態に。
腕はブラブラで置くところがないので、胸の位置で組んでベルトで留めておきます。
粒子線の照射窓が1mほどの高さにあるので、ベッドは乗り降りの高さから昇降します。(乗り降り位置は60~70cmの高さ)
ベッドに仰向けになり、上昇してから、位置決め微調整で5分程度、その後照射が1分間くらいでしょうか。
はい、終わりました のアナウンスで
ベッドは降下し、固定具などが取り払われ、ベッドから降ります。
といった流れで、あっという間に終了です。
予め勉強したつもりでしたが、予約取りから治療の順番待ち期間が半年もあると、学んだはずの記憶は空っぽになっていました。
この治療は考えられる範囲での理想の治療法だとつくづく感じました。
1.毎回同じ姿勢になるように、ギブス(固定具)を個人別にオーダー
2.個人別に患部の位置・大きさにより、それぞれの照射計画設計を。
この治療法で(私が無知なので)感心したのですが
重粒子線は体外へ突き抜けなくて、患部で止まるということ。
放射線というからレントゲン(X線)と同様で、通過すると思っていたが
そうではなくて、途中(患部の位置)で失速させて止める。
逆に、そこで止まるようなスピードに調整して照射する。
しかも、止まる直前に一気にエネルギーを放出するんだとか。
なんか、爆弾のバンカーバスターみたいに地下深くまで到達して爆破するのに似てるようにあるな とも思いました。
次に、照射は点ではなく、立体的な照射で患部のみを狙うということ。
がん病巣の形状・大きさに合わせてビームの到達範囲を立体的に調整しているので、前立腺全体を1回で立体的に照射すると。
そこで、疑問が出てきました。
全体に照射すれば、逆に健全な部分が犠牲・損傷を受けるのでは? と。
そこは、
健全な部分に影響のないくらい弱いエネルギーにして照射しているので心配はないんだと。
しかし、その弱さでもがん細胞は死滅するそうで、ホントかなと疑いたくなりますが、これまでの多数の治療実績の結果を見ると、頷かざるを得ません。
幸いに副作用とか無かったので良かったですが、確率は低いが、副作用もゼロではないようで、運として扱わざるを得ないのかなです。
あとは、治療効果があったか無かったかは、これからの検診結果で実証されるので、良い結果が継続されることを願うというような次第です。
そういった重粒子のスピードを制御する方法や、ビームを立体的に作る方法とか興味を持って調べたが、その解説が理解できないような状況です。
それで良いのかも知れません。
おまけの情報です
重粒子での治療は、日本と米国とが開発競争をしていたそうですが、米国は完成できないまま挫折したそうで、日本で実用化された国産技術だそうです。
