第2種/埼玉県さいたま市/A.T
現代は、コピー機により書類の拡大や縮小は自在に可能である。あるとき、A4のペーパーをA3に拡大しているとき、ふと疑問の感じたことがある。ペーパーの面積は、A3はA4の2倍であるが、なぜかコピー機の倍率は141%となっている。また、逆にA3をA4にする場合は、2分の1であるが、倍率は70%になっている。皆さんは、このことに疑問を感じたことはないだろうか。私は、ちょっと不思議で「何だろう」と考えてみた。
141%からひらめいたことは、中学校の数学で学んだ、平方根(ルート)だ。皆さんも、よく暗記したと思うが、ルート2は、1.41421356(ひとよひとよにひとみごろ)。2倍にしたいときに141%から連想された数値はこれだった。一方、逆の場合は1÷ルート2で、0.70710678であり、約70%になっているわけだ。
つまり、われわれの頭で考えた2倍は、コピー機ではルートで表示されていたのである。つまり、紙の面積は、コピー機では、紙の辺(線)に置きかえられていたのである。これは、いわば「面的思考」から「線思考」というべき変換が行われていたことになる。ちょっとした数学的思考である。なぜ、辺に置きかえたかは定かではないが、紙は辺の長さでとらえる習慣があるのではないかと推測される。それがどうしてかということは、それほど重要なことではなく、ものごとのとらえ方が大事なのである。
よく、世の中の事象は複雑であるため、「点でとらえろ」、とかそれをつないだ「線でとらえろ」とか、さらに延長線上の「面でとらえろ」とかいわれる。すなわち、ものごとを多角的にとらえることが要求されているのである。
このように、身近なできごとから、いろいろと発想を膨らませることができれば楽しいではないか。何か、新しい発見をした新鮮な気分になるではないか。いわば、直感的な右脳的思考が大切である。しいては、このような思考が、思わぬところで役立つ場合もある。ふだん、なにげなく送っている日常生活のなかにも、不思議なことが隠されている。
